大成建設、設計・施工工程でBIM一貫活用
設計変更にも迅速対応

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大成建設、2018年度中建物の3次元(3D)モデル技術
ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)
設計・施工の両工程で一貫活用


設計段階で入力した建物データを施工でも利用することで、情報の活用、共有が容易になり、設計変更にも迅速に対応できる。現場の生産性向上につなげる。
BIMはコンピューター上に作成した3Dの建物に、建材の数量や寸法、材質などの属性情報をひも付けした技術。2次元の図面と比べて視覚的にわかりやすく、複雑な建物の構造や配管の収まり具合などを確認するのに有効。設計変更を検討する場合に、画面上でさまざまにシミュレーションできる。
設計・施工案件でBIMを導入すると、設計段階でデータ入力をきちんと行う。このため、施工を考慮した設計を行うようになる。
施工時の後戻り作業を減らすことができ、品質向上にもつながるとみている。建物完成後の維持・管理にもBIM情報を有効活用でき、顧客の建物の維持・管理業務を効率化できる。
大成建設は自社が設計・施工する建物について、BIMを約40%程度の案件で導入している。BIMの作成には、設計時にデータ入力の手間がかかるため、主に複雑な形状や規模が大きい建物などでBIMを活用してきた。
ただ、現場の生産性向上が求められる中、施工時の負担を少なくし、さまざまに建物データを活用できるようにするため、設計・施工案件ではすべてBIMを導入することを決めた。

参考資料:日刊工業新聞(2017/07/24付)

投稿者: 参輪有紀